ドル円:相次ぐ円買い要素で大幅下落


男性
年明けの相場は波乱含みの展開となってしまいました。

中国が一時売買を中断する「サーキットブレーカー」を発動させたことによって中国の景気懸念が広がり、世界的な株安を誘発。

さらにはサウジアラビアとイランが国交を断絶、北朝鮮が水爆事件実施の報道、原油安など、安全資産とされる円が買われる要素が次々と発生しています。

底堅いかに思われた120円の壁をあっさり下抜け、さらに下落はとどまることを知らず、金曜日の相場は117.490円付近で終えました。

年初から3円近い下落となっていますが、今後も下値を模索する展開が続くことになるかもしれません。

では、テクニカルチャートをもとに見ていきましょう。

6日連続で陰線を形成

テクニカルチャート:ドル円
上記テクニカルチャートはドル円の表示させたものです。

昨年末から下落し始めたドル円相場は、8日金曜日に安値を更新して終えたことにより、これで6営業日連続で陰線を形成しています。

8日金曜日は一時118円台後半まで買い戻されたものの、その後下落。

アメリカの予想を上回る雇用統計の結果を受けて再び上昇するも、またしても下落する展開となってしまいました。

日足のテクニカルチャートではローソク足がバンドウォークしており、これが続く限り下落トレンドが終わることはなさそうです。

何かよほどの好材料が出てこない限り、160円台突入は時間の問題なのかもしれません。

週足はボリンジャーバンド-3αに接近

テクニカルチャート:ドル円
上記のテクニカルチャートは、ドル円の週足を表示させたものとなっています。

ローソク足はすでに一目均衡表の雲の中で推移していますが、先週はさらに値を下げ、ボリンジャーバンドの-2αを下抜け。

116.900円付近に位置しているボリンジャーバンド-3αまで接近しており、現時点では-3αまで目立った抵抗が見られませんので、そこを目指す可能性が高いと言えるでしょう。

そして、もしボリンジャーバンドの-3αを下に突き抜け、バンドウォークを始めるようでしたら、昨年8月の中国発の景気懸念発生時につけた116円付近を目指すことになるかもしれません。

また、それを下に突き抜けた場合、ちょうど1年まえにつけた安値である115.850円付近が下値目処となります。

そのため、来週の相場は117円を割り込むかどうかがひとつのポイントになりそうです。

なお、来週は13日(水)にアメリカのMBA住宅ローン申請指数、14日(木)にアメリカの新規失業保険申請件数、15日(金)にアメリカの小売売上高、ニューヨーク・連銀製造業景気指数、ミシガン大学消費者信頼感指数などの指標が予定されています。