ドル円:トランプ新大統領就任で荒れる


今週のドル円は比較的ボラティリティが大きな動きとなりました。

一時は112円台ミドルまで下落することもありましたが、講演に出席したイエレンFRB議長が2019年まで一年あたり数回の利上げを予想している旨の発言をし、このイエレンFRB議長のコメントでドル高の動きが発生。

ドル円も上値をのばし、115円台ミドルまで円安になりました。

ただ、ドナルド・トランプ新大統領の就任式を控えており、その後の相場は神経質な動きに。

そして、トランプ新大統領が就任式で「強いアメリカを取り戻す」としましたが、発言中は上下に揺さぶられる動きとなったものの、真新しい内容はなかったということで、114円台前半まで下落。

その後114円台ミドルまで戻し、相場を終えています。

今後はテクニカルチャートによる分析ももちろんですが、トランプ新大統領の具体的な経済政策に相場は大きな影響を受けることになるかもしれません。

では、ドル円の動きをテクニカルチャートをもとに見ていきたいと思います。

4時間足では中・長期移動平均線がデッドクロス

ドル円:テクニカルチャート
上記のテクニカルチャートは、ドル円の4時間足を表示させたものとなっています。

イエレンFRB議長の発言を受け、ローソク足は一目均衡表の雲の中に2度突入することに成功しましたが、2度とも雲の下に押し戻されてしまいました。

このような場合、相場は一度下値を試しに動く可能性がありますので、下落リスクに備えておきたいところです。

また、100期間移動平均線と200移動平均線がデッドクロスしていることから、上値追いには注意したほうが良いかもしれません。

日足では押し目買いの局面か?

ドル円:テクニカルチャート
上記はドル円の日足のテクニカルチャートとなっています。

100期間移動平均線と200日移動平均線はすでにゴールデンクロスしており、かつ一目均衡表の雲は上昇雲となっていますので、基本的には押し目買いで攻めるべき局面と言えるでしょう。

まずはこれまでレジスタンスとなっている115円台ミドルを上抜けるかどうかに注目したいところですが、4時間足のテクニカルチャートを見ると下値を試す可能性がありますので、下げたところは買いで入ってみると良いかもしれません。

週足では一目均衡表の雲の上限がサポート

ドル円:テクニカルチャート
上記はドル円の週足のテクニカルチャートです。

トランプ新大統領の就任式終了直後に下落しましたが、一目均衡表の雲の上限にサポートされた形となっています。

ただ、ローソク足の頭は100期間移動平均線の下にわずかながら入り込んでしまった点が気になるところです。

再び一目均衡長の雲の上限あたりまで下げる可能性も否定できませんが、もし100期間移動平均線を再び上回るようであれば、再度上値を試しにかかるでしょう。