ドル円:G20の結果を市場はどう受け止めるのか?


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中国で開催されたG20が終了し、市場安定へ向けてあらゆる政策を用いるとの声明が発表されました。

各国が市場安定へ向けて強調したことにより、投資家に安定感をもたらすことになるかもしれません。

しかしながら、具体的な政策が出なかったことで、逆に失望感を与えてしまったリスクも考えておいたほうが良いでしょう。

まずは、市場がG20の結果をどう受け止めたのか確認する作業をする必要があります。

ただ、テクニカルチャート上では下落トレンドが継続していると見ていますので、上値は限定的かもしれません。

以下でテクニカルチャートをもとにドル円の動きを見ていきましょう。

4時間足は100期間移動平均線を上回る

ドル円:テクニカルチャート
上記はドル円の4時間足のテクニカルチャートとなっています。

G20前だったということもあり、週末は陽線が続き、114円手前で終えました。

一目均衡表の雲をうわ抜けてきましたので、一見するとこのまま上昇していきそうではありますが、単なる買い戻しによるものでしょう。

もちろん、G20の結果を受けて市場がどう反応するのか確かめなければなりませんが、上げたとしても黒田ライン、もしくはトヨタラインとも言われている115円までと予想しています。

8時間足は一目均衡表の雲に突入して終える

ドル円:テクニカルチャート
上記はドル円の8時間足のテクニカルチャートです。

ローソク足が一目均衡表の中に突入して終えていますが、中期移動平均線と長期移動平均線が下向いており、かつ一目均衡表も分厚い雲を形成していますので、再び雲の下に戻される可能性が高いと見ています。

なお、先週は111円を死守し、テクニカルチャート上はダブルボトムのようにも見えるものの、115円越えは難しいかもしれません。

一方、もし115円をうわ抜けることができれば、116円付近までの戻りに備えておきたいところです。

ローソク足が一目均衡表の雲に押し戻された場合、再び111円割れを試しにいく可能性もありますが、もし終値の時点で110.960円を下回るとさらなる下落が予想されます。

日足も下落トレンド継続

ドル円:テクニカルチャート
上記はドル円の日足のテクニカルチャートです。

日足で見ても、やはり115円付近がひとつのポイントになるでしょう。

金曜日は比較的長い陽線で終えていますが、あくまで買い戻しによる動きであり、今回のG20の発表で失望感がでると見ています。

115円付近で反発したら売りエントリーで入り、111円付近での決済を目指したいところです。

なお、日足でも中期移動平均線と長期移動平均線は下向きとなっているうえ、一目均衡表の雲も下落トレンドを示唆していますので、しばらくは下を見ておいたほうが良いかもしれません。