ドル円:利食いと通商関係発言で114円台に押し戻される



今週のドル円は、アメリカの雇用統計発表前に金利が上昇し、115円の壁を突破しました。

一時は115円台ミドルまで上昇する強い円安ドル高の動きとなるも、雇用統計発表後に下落。

雇用統計は市場の予想より強い数字となった一方で、平均時給の低下が懸念されたのか、利益確定の動きが見られました。

また、アメリカのロス商務長官が「日本との通商関係は優先度が高い」と発言したことで円高に動いた可能性があります。

結果的に115円台に乗せて終えることには失敗し、114.700付近で相場を終えています。

現時点では円高に動く可能性は高いと言えそうですが、大きな動きが出るのは来週予定されているFOMCでしょう。

アメリカの3月の利上げはもはや既定路線となっており、もし利上げを見送るようであれば、大きな失望売りが出る可能性があります。

また、アメリカは年に3~4回の利上げが予想されていますので、FOMCの声明の中で今後の利上げペースにどのような言及があるのかも相場を動かす大きな要因となるでしょう。

トレンド相場で大きな利益を狙うのであれば、間違いなくFOMCが良さそうです。

では、ドル円の動きをテクニカルチャートをもとに見ていきたいと思います。

4時間足では押し目買いポイントか?

ドル円:テクニカルチャート
上記のテクニカルチャートは、ドル円の4時間足を表示させたものとなっています。

アメリカの雇用統計発表前までボリンジャーバンドの+2αに沿って強い上昇の動きを見せていたドル円でしたが、雇用統計発表後に下落。

とはいえ、これまで強いレジスタンスとして意識されていた115円の壁を突破したことから、そのレベルでのレジスタンスは弱くなっていると予想できます。

3本の移動平均線はすべて上向きとなっていますので、114円台ミドルまで落ちることがあれば買いで入ってみても良さそうです。

ただし、FOMC前までにポジションをクリアにしておきましょう。

日足では一目均衡表の雲を上に抜ける

ドル円:テクニカルチャート
上記はドル円の日足のテクニカルチャートです。

ローソク足は一目均衡表の雲のねじれ一歩手前で上に抜け、その直後に下落していますが、かろうじて雲の上にとどまっています。

このことから考えても、押し目買いで狙う戦略が有効と考えて良いでしょう。

週足では100期間移動平均線の上に浮上

ドル円:テクニカルチャート
上記はドル円の週足のテクニカルチャートです。

ここ数週間にわたってレジスタンスとなっていた100期間移動平均線を上回ったことにより、押し目買い戦略が有効な局面であると予想できます。

もちろんFOMCが控えてはいますが、それまでは押し目買いで利益を重ねていきたいところです。