ドル円:トランプ政策の遅延でドル売り加速



今週のドル円は、上値が重い展開が続きました。

一時110円台ミドルまで価格を下げるシーンも見られましたが、このレベルで数回反発し、底堅さを確認すると、111円台に戻して先週の相場を終えています。

ドル円が一気に下落した大きな要因のひとつは、アメリカのトランプ大統領が提唱している政策がなかなかスムーズに進んでいないということでしょう。

トランプ政策の目玉のひとつと言われているオバマケアの代替法案については政権と議会が対立する状況が続いており、その他の政策についても先送りの可能性が指摘されています。

トランプ大統領の政策の雲行きが怪しくなったことは投資家の不安を買い、それがドル売りにつながっているわけですが、さらにトランプ大統領新政権は日本との貿易不均衡是正に圧力をかける可能性がありますので、円も買われやすい状態です。

テクニカルチャートを見ても下落のリスクが高まっているように感じられるため、しばらくは戻り売りで攻めたほうが良いかもしれません。

では、テクニカルチャートをもとにドル円の動きを見ていきましょう。

4時間足では下落トレンド発生も下も堅い

ドル円:テクニカルチャート
上記のテクニカルチャートは、ドル円の4時間足を表示させたものとなっています。

きれいな下落トレンドが発生している状態ですが、110円台ミドルの底堅さを感じさせるような形になっている見ることもできるかもしれ。

また、最後のローソク足が長めの陽線をつけているということも、底堅さを表していると言えるでしょう。

とはいえ、4時間足では戻り売りが有利な局面と捉えることができます。

日足では移動平均線がデッドクロス

ドル円:テクニカルチャート
上記のテクニカルチャートは、ドル円の日足を表示させたものとなっています。

ボリンジャーバンドが拡大し、ローソク足はバンドウォークを始めそうな形となりましたが、かろうじてボリンジャーバンドの-2αと-1αの間に戻して相場を終えました。

とはいえ、現時点では戻り売り優勢な相場と考えることができますので、112円台ミドルまで戻すことがあれば、売りでエントリーしたいと考えています。

週足は一目均衡表の雲の中で終える

ドル円:テクニカルチャート
上記はドル円の週足のテクニカルチャートです。

一目均衡表の雲の上限を割り込んで終えているため、来週はローソク足の実体部分が雲の中に入るか、それとも再び雲の上に上昇するのか確認したいところです。

一方、110円付近にある200期間移動平均線まで下げる場面があれば、買い方向でエントリーしても良いかもしれません。