ドル円:日銀の追加緩和期待で上昇するも結果で下落


女性
今週前半のドル円は、追加緩和の報道が流れたことから日銀に対する追加緩和期待が高まり、111円台後半まで値を上げる場面も見られました。

ですが、FOMCで景気減速懸念が表明されると、ドルが売られる展開に。

そして、期待が高まっていた日銀が追加緩和を見送ったことにより、大きな円買いを誘発。

木曜日と金曜日は下げ一辺倒の相場となり、一時は116円台前半まで円高が進行しました。

直近の安値であった107.600円付近を簡単に抜けてきたことにより、今後はさらなる円高が進行すると予想することができます。

また、アメリカが通貨安競争の監視体制を強めたということもあり、今後は相場介入がなかなかむずかしくなるかもしれません。

日本はゴールデンウィークに入り、下支えの存在が薄くなると考えられるため、一段の円高には警戒したいところです。

そして、来週金曜日はアメリカの雇用統計の発表があります。

6月利上げが難しいような内容であれば円高ドル安がさらに加速する可能性がありますので、注目すべきでしょう。

では、テクニカルチャートをもとにドル円の動きを見ていきたいと思います。

4時間足は強い下落トレンドが発生

ドル円:テクニカルチャート
上記のテクニカルチャートは、ドル円の4時間足を表示させたものとなっています。

今週前半は日銀の追加緩和に期待が高まったことから円安方向に動いていましたが、追加緩和が見送られたことで市場の失望感を買い、大きく下落しました。

直近安値であった107円台ミドルも簡単にクリアし、その後も下落を続けています。

金曜日は106.400円付近で終えており、今後も下値を試す可能性が非常に高いと見て良さそうです。

ただし、来週は一大イベントであるアメリカの雇用統計が控えているため、一時的な買い戻しの動きには注意しておいたほうが良いかもしれません。

日足は長めの陰線を形成

ドル円:テクニカルチャート
上記はドル円の日足のテクニカルチャートとなっています。

日銀の追加緩和以降大きな陰線を描いており、強い下落トレンドが発生していることを示唆しています。

日銀の発表前には一目均衡表の雲の下限まで迫る場面も見られましたが、結果的には強い抵抗になったと見て良いかもしれません。

上記のテクニカルチャート上には表示させていませんが、ボリンジャーバンドも開きつつありますので、跳ねたところを売る戦略で入っていきたいところです。

週足は200日移動平均線がサポートになるか?

ドル円:テクニカルチャート
上記はドル円の週足のテクニカルチャートです。

現時点では下落トレンドが継続していることが見て取れ、105円台前半に位置している200期間移動平均線がサポートとなるのか、それとも200期間移動平均線を下回り、さらに下落のスピードを早めるのか注目したいところです。