ドル円:雇用統計悪化でドル売り


男性
6月3日に発表されたアメリカの雇用統計は、製造業雇用者数が市場の予想を大幅に下回ったことにより、大きくドルが売られる展開となりました。

先週は111円台ミドルまで円安が続いていたドル円でしたが、アメリカの雇用統計の結果を受け、大きく下落

106円台ミドルで終えています。

これまでは6月、もしくは7月に利上げが実施されるのではないかという期待があり、ドルが買われやすい状況が続いていたものの、今回の結果を受け、6月の利上げの可能性は非常に低くなったと見てよいでしょう。

また、7月の利上げ観測についても後退してしまいましたので、ドルを買いにくい状況となっています。

そのため、ドル円についても円高トレンドが再び発生しました。

では、テクニカルチャートをもとにドル円の動きを見ていきましょう。

4時間足は強い下落トレンド発生中

ドル円:テクニカルチャート
上記のテクニカルチャートは、ドル円の4時間足を表示させたものとなっています。

今月に入ってから円高方向に動いていたドル円でしたが、アメリカの雇用統計の結果が市場の予想を大きく下回ったことにより、円高の動きが加速してしまいました。

現在はボリンジャーバンドの-2αと-3αの間で推移していますので、戻りは素直に売っていきたいところです。

とはいえ、移動平均線や一目均衡表の雲から大きく剥離しているということもあり、買い戻しも大きな動きとなる可能性を頭に入れながらトレードすることが求められるでしょう。

日足は一目均衡表の雲を下抜ける

ドル円:テクニカルチャート
上記はドル円の日足のテクニカルチャートとなっています。

ローソク足がボリンジャーバンドの+2αに触れた直後から下落がスタートし、アメリカの雇用統計発表後にボリンジャーバンドの-2αを下抜ける動きとなりました。

今後注目されるのは、5月頭につけた105円台ミドルです。

105円台ミドルがサポートとなるのか、それとも下に突き抜け、円高トレンドがさらに加速するのか見極めることが求められます。

とはいえ、日銀の追加緩和期待が高まる可能性があることを考えると、何らかの介入があるということを頭に入れておいたほうが良いかもしれません。

週足は200期間移動平均線に注目

ドル円:テクニカルチャート
上記はドル円の週足のテクニカルチャートです。

ここ4週間の上昇を打ち消した形となっていますが、すぐ下には200期間移動平均線が控えており、200期間移動平均線がサポートとなるか、それとも下抜けてレジスタンスとなるのか見極めることがポイントになるでしょう。

もし下抜けた場合、104円台前半まで下落する動きとなることも考えられます。