ドル円:黒田日銀総裁発言で円高に動くも持ち直す


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先週のドル円は一時107円台乗せに成功したものの、その後押し戻される形となり、106円台前半で相場を終えました。

アメリカの利上げ観測と日銀の追加緩和期待が高まったことにより、円が売られ、ドルが買われる動きとなったため、ドル円は上値を伸ばす形となりましたが、107円台に乗せたあたりで日銀の黒田総裁が「ヘリコプターマネーの必要性はない」と発言。

これにより円が買われ、ドル円は一時105円台まで下落しました。

ですが、105円台は底堅く、下値も限定されている状況です。

そんな中、来週28日木曜日深夜にはFOMCが、29日金曜日には日銀の金融政策決定会合の結果公表が予定されています。

FOMCの声明では利上げ時期に関する内容に変更があるか、また日銀の金融政策決定会合では追加緩和が行われるかどうかに注目が集まることになるでしょう。

仮に利上げに関して消極的な声明が盛り込まれ、かつ日銀が追加緩和を行わないとすれば、大きな失望りが入ってしまう可能性があります。

ドル円は再び円高局面に直する可能性がありますので、来週は重要な一週間となります。

では、ドル円の動きをテクニカルチャートをもとに見ていきましょう。

4時間足はレンジ相場

ドル円:テクニカルチャート
上記のテクニカルチャートは、ドル円の4時間足を表示させたものとなっています。

短期移動平均線、およびボリンジャーバンドはほぼ水平の状態になっていますので、現時点ではレンジ相場が続いている状況と言えるでしょう。

とはいえ、下には上昇中である一目均衡表の雲が迫っており、雲の上限がサポートになるのかどうか注目したいところです。

一方で、FOMCと日銀の金融政策決定会合までは逆張りエントリーが有効となるかもしれません。

日足は一目均衡表の雲に押し戻される

ドル円:テクニカルチャート
上記はドル円の日足のテクニカルチャートとなっています。

しばらく上昇が続いていたドル円でしたが、一目均衡表の雲の下限あたりにローソク足が達したあたりで黒田日銀総裁のヘリコプターマネー発言があり、急落。

テクニカルチャート上では一目均衡表の雲の下限に跳ね返された形となりました。

来週中に一目均衡表の雲の下限は103円台まで落ちますので、雲を突破できるか、それとも突破できずに下落してしまうのか注目したいところです。

週足は下落トレンド継続

ドル円:テクニカルチャート
上記はドル円の週足を表示したテクニカルチャートとなっています。

ローソク足は21期間移動平均線まで接近するも押し戻され、200期間移動平均線も下回って終えました。

テクニカルチャート上ではまだ下落トレンドが継続していると見ることができますが、108円台に定着することができれば110円あたりまでの上昇も期待できるかもしれません。