ドル円:アメリカの利上げ観測浮上でドルが買われる


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先週のドル円はいわゆる「夏枯れ相場」であり、大きな動きは見られませんでした。

ただ、金曜日深夜にイエレンFRBが今後数ヶ月で利上げの可能性があることを言及したことにより、ドルが大きく買われる展開に。

これまでのポジション巻き返しもあり、一時は100円付近まで下落したものの、102円手前まで円安方向へ動きました。

ただ、利上げに関しては決定事項ではなく、今後の経済状況によるところが大きいため、来週金曜日に予定されているアメリカの雇用統計にはこれまで以上に注目が集まることになるかもしれません。

雇用統計の結果が強いものであれば、利上げ観測が強まり、ドル円はさらに円安方向へ動くこととなるでしょう。

逆に雇用統計が市場の予想より弱い結果に終わった場合はドルが売られる展開になるでしょうが、想定以上に悪い結果でなければ、一度下げたあとに再びドルが買われることになる可能性があります。

とはいえ、「噂で買って事実で売る」という言葉がありますように、前回の利上げ時のように利上げ発表後に円高方向に動く可能性も否定できません。

現時点では利上げ観測の時期が相場に大きな影響を及ぼしそうですので、細かく利食いしていきたいところです。

では、テクニカルチャートをもとにドル円の動きを見ていきましょう。

4時間足では大陽線が発生

ドル円:テクニカルチャート
上記のテクニカルチャートは、ドル円の4時間足を表示したものです。

イエレンFRB議長の発言後に大きく上昇しており、しばらく大きなレジスタンスとなっていた100円台ミドルを一気に突き抜け、一時は102円手前まで上昇しました。

大陽線のローソク足が発生していることから、4時間足では上昇トレンドが発生したと考えて良いでしょう。

しばらくは押し目買いを狙っていきたいところですが、アメリカの雇用統計前にはポジション整理の動きが出る可能性がありますので、それまでに決済しておきたいところです。

日足では21日移動平均線を上回る

ドル円:テクニカルチャート
上記はドル円の日足を表示したテクニカルチャートとなっています。

先月末にローソク足が21日移動平均線を下回りましたが、アメリカの利上げ観測が強まったことにより、それ以来となる21日移動平均線を上回ることに成功しています。

現時点ではボリンジャーバンドの+1αにローソク足の頭が抑えられた格好となっていますが、短期的には押し目買いを狙っていくと良いでしょう。

週足は依然円高トレンド

ドル円:テクニカルチャート
上記はドル円の週足のテクニカルチャートです。

イエレンFRB議長の発言後に大きく上昇したドル円でしたが、週足ではいまだ下落トレンドが続いていることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

103円台では売りを入れていきたいとはいえ、雇用統計の結果を待ってからトレードを仕掛けるほうが賢明かもしれません。