ドル円:弱い雇用統計を受けて下落も「行ってこい」


男性
10月2日金曜日、アメリカの雇用統計が発表されました。

9月の非農業部門雇用者数変化は前月比で20.1万人が予想されてましたが、蓋を開けてみれば14.2万人と予想を大きく下回る結果に。

この弱い結果を受け、雇用統計発表前に120.40円付近まで値を戻していたドル円は一気に急落。

雇用統計発表後に118円台に突入するなど、大きく下落しました。

しかしながら、その後にアメリカ株の買い戻した進んだこともあり、ドルも買い戻される展開に。

結局、日足ベースでレンジを脱却できずに終えています。

レンジ相場が今後も継続か?

ドル円テクニカルチャート
上記テクニカルチャートは、ドル円の日足を表したものです。

雇用統計で118.600円台まで値を下げたものの、そこから大きく切り返し、120円台まで値を戻して終えています

テクニカルチャートをご覧いただくとお分かりいただけますように、結果的にレンジ相場を脱却することができませんでした。

したがって、現時点でトレンドフォローのトレードはリスクが高く、利益を上げるためにはやはり逆張りが有効となると考えて良いでしょう。

上値はボリンジャーバンドの+1αの120.460円付近、もしくは+2αの120.860円付近といったところでしょうか。

下値はボリンジャーバンドの-1αが位置する119.650円付近、もしくは-2αの119.250円付近といったところですので、このあたりの水準で逆張りを仕掛けると良いかもしれません。

ただし、日足ベースでボリンジャーバンドが拡大するようでしたら、損切りを行うことをおすすめします。

また、もし利益が乗ったとしても、あまり持ちすぎずに早めに決済しておいたほうがベターでしょう。

トレンドが発生するタイミングは?

なかなかトレンドが発生しにくい相場がしばらく続くこととなりそうですが、今後注目すべきは、やはりアメリカの利上げがどのタイミングになるのか、そして日銀は追加緩和を敢行するのか、ということです。

今回の雇用統計の結果を見て、アメリカの年内利上げはほぼないだろうと考えるエコノミストが増えており、現時点では来年3月の利上げが有力と考えられています。

一方、日銀の追加緩和、いわゆる“黒田バズーカ”が10月下旬にも行われるのではないかという観測もあり、もし追加緩和が行われるようでしたら、一時的に上値を試しに行くかもしれません。

とはいえ、現時点で追加緩和の観測があるということは、もし追加緩和を発表したとしてもサプライズとはなりませんので、それほど大きくは動かない可能性があります。

したがって、ひとまずはアメリカの利上げ時期にスポットが当たることになるでしょう。

ただし、中国リスクも頭に置きながらトレードしていきたいところです。