ドル円:下落トレンド発生か?


レンジ相場が続いていたドル円ですが、週後半に下値を拡大し、下落トレンドが発生しました。

アメリカの指標結果から利上げの時期が遅れるとの観測が広がり、それに伴って下値を拡大したわけですが、8月24日の大暴落でつけた116円前半まで目立った抵抗が見られないため、場合によってはそこまで下値を拡大する可能性も否定できません。

ただ、週終わり2日間のテクニカルチャートを見てみると、いくつか気にしておきたいポイントがあります。

以下で見ていきましょう。

ローソク足が下ヒゲをつけて切り返す

ドル円テクニカルチャート
上記テクニカルチャートは、ドル円の日足を表示させたものです。

14日の水曜日の下落でボリンジャーバンドが拡大しているのがお分かりいただけるかと思います。

ここで下落トレンド発生の可能性が考えられるわけですが、続く15日の木曜日も下値を拡大し、一時は118円を割り込む勢いをみせました。

ただ気になるのは、木曜日のローソク足が長い下ヒゲをつけた状態で切り返しているということです。

つまり、118円には買いオーダーが控えていると推測されます。

また、翌16日金曜日の相場は、利益確定や損切りの影響もあったのでしょうが、一時119円後半まで値を戻す場面が見られるなど、まだ不安定な相場と言って良いでしょう。

現時点では戻り売り優勢の相場と考えられるものの、すぐに119円台ミドルまで値を戻していることを踏まえると、今度は119円を挟むレンジ相場に移行する可能性も否定できません。

アメリカの利上げ時期、そして日銀の追加緩和期待に振り回される状況が続いていますが、しばらくは跳ねたところで売りエントリーを仕掛けるのがベターと考えれます。

ただし、早めに決済することが大きなポイントとなるでしょう。

週足は上値下値ともに切り下げ

ドル円週足テクニカルチャート
上記テクニカルチャートはドル円の週足を表示させたものとなっていますが、先週は先々週の上値下値ともに切り下げました。

一方で、ボリンジャーバンドの-2αで反発していることから、このあたりでのレンジが継続すると予想されます。

ただ、ボリンジャーバンドが若干拡大しそうな状況にありますので、来週はボリンジャーバンドがさらに拡大するのか、それとも持ち合いの状況が続くのか、見極めなければなりません。

来週も相場を大きく動かしかねない指標が数多く控えています。

指標の結果によって利上げ時期の観測が変わることも考えられるため、注意が必要です。

なお、週足のMACDを見てみると、ヒストグラムが上昇傾向にあり、反発する可能性を示唆しています。