ドル円:雇用統計など重要指標に要注意


男性
先週のドル円は大きく上下した動きを見せました。

FOMC後には12月の利上げ観測が再浮上したことで121円台へ突入。

その後は再び120円台に値を下げたものの、日銀の黒田総裁の会見前に追加緩和期待が膨らみ、さらに株価が回復したことで再び121円台へ上昇。

その日の夜に発表されたアメリカの経済指標や月末要因などを受け、再び120円台に値を戻して先週を終えました。

さて、来週のドル円ですが、注目したいのは、やはりアメリカのISM製造業景況指数、ISM非製造業景況指数、貿易収支、そして金曜日に予定している雇用統計の発表でしょう。

12月に利上げが行われるかどうかはアメリカの経済状況にかかっており、各指標に対して敏感になっています。

特に今回の雇用統計については重要な意味を持つことになりますので、大きな値動きが期待できるかもしれません。

では、テクニカルチャートでドル円の動きを見ていきましょう。

雲の上限が下支え

ドル円:テクニカルチャート
上記テクニカルチャートは、ドル円の日足を表示させたものです。先々週は上げ相場となりましたが、それも一服し、現在はレンジ相場に入っていると考えられます。

また、金曜日の終値が一目均衡表の雲の上限に支えられていますので、ここで反発するか、それとも雲の中に突入するか、それとも雲を一気に突き抜けて下値を試しにかかるか、重要なポイントを迎えているとも言えるでしょう。

ただ、どう動くかはアメリカの各種経済指標の結果によるところが大きいかもしれません。

ISMをはじめ、貿易収支や週末に予定している雇用統計は見逃せないところですが、指標発表後しばらくしてから調整の動きが出てくる可能性があります。

基本は120円台前半からミドルにかけては買い目線で見ているものの、ローソク足が明確に雲を下抜けた場合、損切りも必要です。

ボリンジャーバンドは若干拡大もトレンド発生ならず

ドル円:テクニカルチャート
上記テクニカルチャートはドル円の日足にボリンジャーバンドを表示させたものです。

先々週からの上げでボリンジャーバンドが若干拡大し、トレンド発生をうかがわせるような動きとなっていましたが、バンドの+2αで抑えられ、レンジ相場が継続する様相を呈しています。

ボリンジャーバンドのセンターラインが下支えしている状況が続いており、こちらを見る限りでは120円台前半で買いエントリーが良さそうです。

ただ、これまでもお伝えしていますように、今週は重要な指標を抱えていますので、大きなトレンドが発生しない限り短期決戦としておいたほうが賢明でしょう。