ユーロドル:このままパリティを目指すか?


フランス
ECBのドラギ総裁が追加緩和を示唆したことにより、ユーロは売られる展開が続いています。

年内にパリティ、つまり1ユーロ=1ドルまで下落する可能性も噂されており、しばらくは売り中心のトレードを仕掛けたほうが賢明でしょう。

そして、パリティを加速させる可能性があるのが、日本時間14日未明にフランスのパリで発生した同時多発テロです。

まずは、犠牲者の方々のご冥福をお祈り申し上げます。

この同時多発テロが発生したことにより、ユーロ売りはますます加速することになるかもしれません。

ただ、IMFの通貨ポジションを見ると、ユーロは売りポジションが非常に多く、同時多発テロの報道を受けて売りポジションが買い戻される可能性があります。

もちろん、新たに売りポジションを構築するトレーダーも増えると予想されますが、現時点では売りポジションを保有しているトレーダーが非常に多いため、週明け月曜日の市場は上に窓を開けてスタートする可能性も否定できません。

一方で、窓を大きく下に開けてスタートする可能性もあるため、トレードは一旦見送ったほうが良さそうです。

では、ユーロドルのテクニカルチャートを見ていきましょう。

週足のテクニカルチャートはボリンジャーバンドが拡大

ユーロドル:テクニカルチャート
上記テクニカルチャートは、ユーロドルの週足を表示させたものです。

先週のローソク足は十字に近い形で終えているため、下落が一時的にストップする可能性を示唆しています。

しかしながら、ドラギ総裁の追加緩和示唆以降、収束しつつあったボリンジャーバンドが拡大の方向へ向かい、先週もその流れを引き継いた形です。

同時多発テロの影響がどう出るか、現時点での判断は難しいところですが、中期的に考えるとフランスの経済が圧迫される恐れがあるため、売り目線は変わりません

売りポジションの巻き戻しで大きく上げた時に戻り売りで入るのがベターでしょう。

なお、すでに数多くの売りポジションが構築されているということもあり、巻き戻しは強烈なものになりそうです。

一方、下値についてですが、4月13日につけた安値1.05202を目処に、それを下回ると心理的節目となる1.05000、さらに3月13日につけた1.4623が目安となります。

これを下回った場合、パリティへ向けて加速する可能性が非常に高くなるでしょう。

アメリカの経済指標にも注意!

ドル
アメリカが12月に利上げする可能性は非常に高いと言われていますが、まだ確定したわけではありません。

今週はニューヨーク連銀製造業景気指数や消費者物価指数などの指標が予定されており、結果次第では利上げ観測が後退する可能性も残されています。

利上げ観測が後退すれば、一時的にドルが売られ、ユーロが上昇する可能性がありますので、指標は要チェックです。