ドル円:FOMC前にロングポジション解消の動き


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先週のドル円は123.670円付近で高値をつけた後、原油価格の下落に伴い、ドル円も120円台まで下落する激しい動きとなりました。

特にクロス円が弱く、これまで上昇トレンドにあったオセアニア通貨も大きく下落しましたが、来週は17日(木)の早朝にFOMCが、さらに18日(金)には黒田日銀総裁の定例会見が控えていますので、大きく動く可能性があります。

特に注目したいのは、FOMCです。

今回のFOMCでは利上げが見込まれていますが、市場はすでに利上げを織り込み済みと考えられます。

したがって、今後の利上げペースが大きな焦点となるでしょう。

ただドル円で気になるのは、先週大きく下げたことでドルのロングポジションが解消された可能性があり、FOMC前に再び買い戻されるのではないかということです。

そのため、FOMCまでは様子見がベターかもしれません。

では、ドル円のテクニカルチャートを見ていきましょう。

日足のボリンジャーバンドが拡大

テクニカルチャート:ドル円
上記はドル円の日足のテクニカルチャートとなっています。

水曜日に大きく下げたことによってボリンジャーバンドの-3αを下抜け、翌木曜日には若干反発するも、金曜日に再び下げたことにより、ボリンジャーバンドが拡大する形となりました。

ボリンジャーバンドの形を見ると下落トレンドが発生したかのようにも感じられましたが、中国初の世界景気後退懸念が浮上した当時は116円台まで一気に下落し、ボリンジャーバンドが拡大したものの、その後切り返す動きとなっています。

したがって、FOMCを控えている今回も再び上昇に転じる可能性があるということを頭に入れておいたほうが良いかもしれません。

月曜日の動きが気になるところですが、FOMCまでは様子がもっとも賢い選択と言えるでしょう。

週足では雲の上限がサポート

テクニカルチャート:ドル円
上記はドル円の週足のテクニカルチャートです。

日足ではボリンジャーバンドが拡大し、ローソク足が雲の中に突入する形で終えましたが、週足のテクニカルチャートを見てみると、雲の上限にサポートされた格好となっています。

雲の上限を割り込んでくるか、それとも反発するのか、来週は今後のトレンドを占ううえで重要な1週間となりそうです。

すべてはアメリカの今後の利上げ、そして日銀の追加緩和期待によるところだと思うのですが、現時点で日銀が追加緩和に踏み切る可能性は低いとされていますので、やはりアメリカの利上げペースに注目が集まることになるでしょう。

ただし、中国でくすぶる経済リスクにも注意しておかなければなりません。