テクニカルチャート:フィボナッチ


テクニカルチャート:フィボナッチ
今回はテクニカルチャートのひとつ、フィボナッチについて説明したいと思います。

フィボナッチとは、フィボナッチ・ナンバーと呼ばれる数列を応用したものであり、FXやバイナリーオプションだけでなく、広い分野で使用されている考えです。

数学的は話は難しいと思いますので、フィボナッチがどのようなシーンで利用できるのかを把握しておきましょう。

ちなみに、フィボナッチにはフィボナッチ・リトレースメント、フィボナッチ・プロジェクション、フィボナッチ・エクスパンションなどの種類がありますが、一般的にはフィボナッチ・リトレースメントが用いられており、ここでもフィボナッチ・リトレースメントについて説明したいと思います。

フィボナッチ・リトレースメントの使用シーン

フィボナッチ・リトレースメント
上記のテクニカルチャートをクリックし、拡大させてみてください。

これは、ニュージーランドドル/円の週足となっています。

期間中の高値(94.031円)から落ちてきた部分(84.060円)を対象に、フィボナッチ・リトレースメントを表示させています。

94.031円の高値から84.060円まで落ちてきた後、テクニカルチャートの92.402円まで戻しているのがお分かりいただけるかと思いますが、この位置はフィボナッチ・リトレースメントだと76.4%戻しです。

ヒゲ部分は76.4%を上回っていますが、ローソク足の実体部が抜けておらず、76.4%でしっかり抑えられています。

つまり、フィボナッチ・リトレースメントは、トレンドが発生した際にいくらまで戻す可能性がありますよ、という目安になるのです。

特に38.2%戻し、50%戻し(いわゆる半値戻し)、61.8%戻し、76.4%戻しが重要なポイントとされています。

すでにポジションを保有しているのであれば、フィボナッチ・リトレースメントの値を目安に指値で決済注文をいれると良いでしょう。

また、フィボナッチ・リトレースメントの値に達した時点で新規で注文を入れるのも、ひとつの手法です。

フィボナッチを使用する際の注意点

女性
フィボナッチ・リトレースメントをを使用する際には、どの期間のテクニカルチャートで使用するかが重要になります。

基本的に、日足は週足、月足のテクニカルチャート上でフィボナッチ・リトレースメントを引くようにすると良いでしょう。

5分足や1分足など期間が短いテクニカルチャートだと、フィボナッチ・リトレースメントの信用性が落ちてしまう恐れがありますので、ご注意ください。

また、フィボナッチに限ったことではありませんが、あくまで目安のひとつであり、他のテクニカルチャートと合わせて分析することが重要です。

テクニカルチャート:パラボリック


テクニカルチャート:パラボリック
FXやバイナリーオプションで安定して利益をあげ続けるためには、決済ポイントと損切りポイントを見極めることが非常に重要になります。

決済ポイントを見誤れば利益を最大化することができませんし、損切りポイントを見誤れば含み損を抱え続け、最終的にはロスカットされてしまうハメに陥ってしまいかねません。

ただ、どのポイントで決済、もしくは損切りすれば良いのか、特にFXやバイナリーオプションを始めて間もないトレーダーにとっては難しい判断になると言えるでしょう。

そのような際に効果的とされているのが、トレンド系テクニカルチャートのひとつ「パラボリック」です。

パラボリックはドテン注文にも非常に高い効果を発揮すると言われていますが、すでにポジションを持っている状態であれば、ぜひ決済ポイントと損切りポイントの見極めに使用してみてください。

パラボリックの見方

パラボリック
まずは上記テクニカルチャートをご覧ください。
※クリックで拡大表示されます。

テクニカルチャートをご覧いただくと、ローソク足の下に青色の丸い点が、ローソク足の上に赤色の丸い点があるのがお分かりいただけるかと思います。

その丸い点がパラボリックです。

パラボリックで判断する決済・損切りポイント

パラボリックで判断する決済・損切りポイント
上のテクニカルチャートをクリックし、拡大表示させてください。

①の部分で青色のパラボリックが赤色のパラボリックに転換していると思いますが、これはトレンドの転換を示唆しており、もしすでにポジションを保有しているようでしたら、このタイミングで損切り、もしくは決済すると効果的です。

また、ドテン注文でショートポジションを持つのも良いでしょう。

一方、②の部分では赤色のパラボリックが青色のパラボリックに転換しています。

この時点で売りポジションを保有していれば、決済すると良いとされています。

もちろん、含み損が出ているなら損切りしてください。

また、ドテン注文でロングポジションを持つのも良いでしょう。

パラボリックの注意点

パラボリックは相場にトレンドが出ている時には非常に効果的なのですが、トレンドが出ていない、つまりもみ合いの状態にある相場ではうまく機能しないことが多々あります

そのため、トレンドが出ている時にのみ使用するのが効率的と言えるかもしれません。

また、「新規注文の判断にも使用できるのでは?」と感じたトレーダーもいらっしゃるかもしれませんが、パラボリックで新規注文を入れた場合、移動平均線などと比較して遅めにシグナルが発生することが多々ありますので、順張りで新規注文を入れる場合は移動平均線など他のテクニカルチャートを使用したほうがベターです。

したがって、パラボリックはあくまで決済と損切りポイントの判断材料として、もしくはドテン注文の判断材料して使用することをおすすめします。

テクニカルチャート:回帰トレンド


回帰トレンド
回帰トレンドとは、相場の流れと変動幅の分析に用いられるトレンド系のテクニカルチャートです。

上記の図をご覧いただくと、中心線の上下にそれぞれ2本ずつラインがあるのがお分かりいただけるかと思います。

その合計5本のラインがトレンド系テクニカルチャートのひとつ「回帰トレンド」です。

ボリンジャーバンドも5本のラインで構成されていますが、回帰トレンドはボリンジャーバンドと異なり、すべてのラインが直線かつ一定の間隔で引かれています。

ラインが右肩上がりだと上昇トレンド、右肩下がりだと下落トレンドと判断できる他、5本のラインの幅が広ければ強いトレンドが発生、幅が狭ければ弱いトレンドもしくはレンジ相場と見ることが出来るでしょう。

ここでは回帰トレンドの構成についてお伝えしたいと思いますので、FXやバイナリーオプションでのテクニカル分析にお役立てください。

回帰トレンドの構成

回帰トレンド

回帰トレンドは、基準となる中心線の上下にそれぞれ2本のラインを引いて分析を行います。

下記でそれぞれのラインについて見ていきましょう。

回帰トレンドの中心線

上記の図の①が回帰トレンドの中心線です。

この中心線を元に上下にラインが引かれることとなりますので、回帰トレンドの根幹を担うラインと言っても過言ではありません。

中心線が上向きであれば上昇トレンド、下向きであれば下落トレンド、水平であれば方向感を見失っていると捉えることができます。

回帰トレンドの+1α

回帰トレンドの+1αは、中心線の1つ上にあるラインです。

ローソク足が+1αを上抜ければ上昇トレンド発生、跳ね返ったらレンジ相場もしくは下落トレンドへの転換と見ることができます。

回帰トレンドの+2α

回帰トレンドの+2αは、中心線の2つ上にあるラインです。

ローソク足が+2αを上抜ければ強い上昇トレンド発生、跳ね返ったら上昇トレンド終了もしくはさらなる上昇に備えていると見ることができます。

回帰トレンドの-1α

回帰トレンドの-1αは、中心線の1つ下にあるラインです。

ローソク足が-1αを下抜ければ下落トレンド発生、跳ね返ったらレンジ相場もしくは上昇トレンドへの転換と見ることができます。

回帰トレンドの-2α

回帰トレンドの-2αは、中心線の2つ下にあるラインです。

ローソク足が-2αを下抜ければ強い下落トレンド発生、跳ね返ったら下落トレンド終了もしくはさらなる下落に備えていると見ることができます。

テクニカルチャート:ボリンジャーバンド


ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは、移動平均に変動率の考えを加えたテクニカルチャートです。

FXやバイナリーオプションなどの投資サイトによって、ボリンジャーバンドをトレンド系のテクニカル指標として紹介しているところもあれば、オシレーター系として紹介しているところもあるのですが、トレンド系かオシレーター系かを気にする必要はありません。

もっとも重要なことは、ボリンジャーバンドを使って売買ポイントを見極めるようになることです。

ボリンジャーバンドを見る際に特にご注意頂きたいのが、バンドが広がっているか、収縮してきているか、並行を維持しているか、という3点でしょう。

バンドが広がっていればトレンドが発生、バンドが収縮してきていればトレンドの終息、並行を維持していればレンジ相場と判断することができます。

ここではボリンジャーバンドの概要についてお伝えしたいと思いますので、ぜひFXやバイナリーオプションなどの投資にお役立てください。

ボリンジャーバンドの構成

ボリンジャーバンド
まず上記のテクニカルチャートをご覧ください。

ローソク足を中心に全部で7本の線が描かれていることがお分かりいただけるかと思います。

これがボリンジャーバンドです。

以下、それぞれのラインについて見ていきましょう。

ボリンジャーバンドのミッドバンド

ボリンジャーバンドのミッドバンドとは、7本のラインのちょうど真ん中に位置しているラインです。

上記のテクニカルチャートでは、①がミッドバンドにあたります。

ミッドバンドはいわゆる移動平均を表しており、期間を21もしくは20に設定しているトレーダーが多いようです。

ミッドバンドが上向きならば上昇トレンド、下向きならば下落トレンド、並行ならレンジ相場を意味します。

ボリンジャーバンドの+α

ボリンジャーバンドの+αは、ミッドバンドの1つ上に位置しているラインです。

ローソク足が+αにタッチして下落するとレンジ相場、+αを突き抜けてバンドが拡張すると上昇トレンド発生と判断することができます。

ボリンジャーバンドの+2α

ボリンジャーバンドの+2αは、ミッドバンドの2つ上に位置しているラインです。

+αと同様にローソク足が+2αにタッチして下落するとレンジ相場、+2αを突き抜けてバンドが拡張すると上昇トレンド発生と判断することができますが、特にバンドが拡張した場合は強いトレンド発生と見ることができます。

ボリンジャーバンドの+3α

ボリンジャーバンドの+3αは、ミッドバンドの3つ上に位置しているラインです。

ここでは+3αのラインを表示させていますが、表示させないトレーダーも多いと言われています。

ボリンジャーバンドの-α

ボリンジャーバンドの-αは、ミッドバンドの1つ下に位置しているラインです。

ローソク足が-αにタッチして上昇するとレンジ相場、-αを下に突き抜けてバンドが拡張すると下落トレンド発生と判断することができます。

ボリンジャーバンドの-2α

ボリンジャーバンドの-2αは、ミッドバンドの2つ下に位置しているラインです。

-αと同様にローソク足が-2αにタッチして上昇するとレンジ相場、-2αを下に突き抜けてバンドが拡張すると下落トレンド発生と判断することができますが、特にバンドが拡張した場合は強い下落トレンド発生と見ることができます。

ボリンジャーバンドの-3α

ボリンジャーバンドの-3αは、ミッドバンドの3つ下に位置しているラインです。

ここでは-3αのラインを表示させていますが、表示させないトレーダーも多いと言われています。

テクニカルチャート:一目均衡表


一目均衡表
一目均衡表とは、波動・時間・水準を総合的に取り入れてテクニカルチャートであり、一目山人(細田吾一)氏を中心とした約2000人ものスタッフが7年という歳月をかけて作り上げたと言われています。

純日本産のテクニカルチャートとなっていますが、今では海外のプロトレーダーの多くも一目均衡表を利用しているようです。

一目均衡表は相場のトレンドを把握し、エントリーポイントを見つけ出すために非常な有力なテクニカルチャートとなっています。

ただ、7年という歳月をかけて開発されたということもあり、一目均衡表のすべてを理解するのは難しいかもしれません。

したがって、一目均衡長はどのような仕組みであり、どんな形の時にエントリーポイントとなるのかを把握しておけば良いでしょう。

ここでは一目均衡表の構成について説明していきたいと思います。

一目均衡表の構成

一目均衡表の構成
一目均衡表は、①基準線、②転換線、③先行スパン1、④先行スパン2、⑤遅行スパン、⑥雲で構成されています。

以下でそれぞれの特徴について見ていきましょう。

①基準線

上記テクニカルチャートの①が、一目均衡表の基準線です。

基準線は過去26日間の最高値と最安値を足し、2で割った数字をつなげた線となっています。

相場の中期トレンドを表しており、基準線が上向きなら買い相場、下向きなら売り相場と判断してください。

②転換線

上記テクニカルチャートの②が、一目均衡表の転換線です。

転換線は過去9日間の最高値と最安値を足し、2で割った数字をつなげた線となっています。

相場の短期トレンドを示す線と見ることもできますが、基準線との関連性を見ることが非常に重要です。

転換線が基準線を下から上抜けると上昇トレンドが発生、転換線が基準線を上から下抜けると下落トレンド発生と判断することができます。

③先行スパン1

上記テクニカルチャートの③が、一目均衡表の先行スパン1です。

先行スパン1は基準線と転換線を足して2で割り、26日間先行させたラインとなっています。

④先行スパン2

上記テクニカルチャートの④が、一目均衡表の先行スパン2です。

先行スパン2は52日間の最高値と52日間の最安値を足して2で割、26日間先行させたラインとなっています。

⑤遅行スパン

上記テクニカルチャートの⑤が、一目均衡表の遅行スパンです。

遅行スパンは当日の終値を26日間遅行させたラインとなっています。

⑥雲

上記テクニカルチャートの⑥で表している帯域が、一目均衡表の雲です。

先行スパン1と先行スパン2で囲まれた帯域を「雲」として覚えておくと良いでしょう。

価格が雲の上にあるときは強気相場、雲の下にあるときは弱気相場、雲の中にあるときは相場が迷っている状態にあると判断することができます。

テクニカルチャート:移動平均線


テクニカルチャートを分析するうえでぜひ押さえておきたいのが、移動平均線(Moving Average:MA)です。

移動平均線とは、数日分の終値を合計し、その日にち分で割ることで算出される線のことです。

たとえば、5月1日の終値が120.00円、5月2日の終値が120.10円、5月3日の終値が120.20円、5月4日の終値が120.30円、5月5日の終値が120.40円だったとしましょう。

この時に5日移動平均線を算出する場合、(120.00円+120.10円+120.20円+120.30円+120.40円)÷5=120.20円がある1点における移動平均線の値となり、この値を繋げていくことにより、移動平均線が形作られていきます。

移動平均線の傾きをチェックする

テクニカルチャートに移動平均線を表示させたら、まずは移動平均線の傾きをチェックしましょう。

移動平均線が上向きであれば相場は上昇トレンド、移動平均線が下向きであれば相場は下落トレンドと見ることができます。

上昇トレンド

上のテクニカルチャートをご覧ください。

黄色の枠で囲んでいる線が移動平均線で、現在右肩上がりとなっていますので、相場は上昇トレンドにあると判断することができます。

FXやバイナリーオプションで安定的に利益を出し続けるためにはトレンドに従ってエントリーすることが最も大きなポイントと言っても過言ではありませんので、移動平均線でトレンドをチェックすることは非常に重要です。

複数の移動平均線を表示させる

相場のトレンドを把握するためには1本の移動平均線だけ見れば十分かもしれませんが、エントリーチャンスを伺うとなると、2本もしくは3本の移動平均線をテクニカルチャート上に表示させたほうが良いでしょう。

基本的には短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線をテクニカルチャートに表示させるトレーダーが多いと言われています。

移動平均線の期間はトレーダーによって異なるものの、5日移動平均線、21日移動平均線、100日移動平均線を用いているトレーダーが多いようです。

移動平均線

このテクニカルチャートには、短期(5日)移動平均線と中期(21日)移動平均線を表示させています。

少し見にくいかもしれませんが、ローソク足にほぼ沿っている白色の線が短期移動平均線、黄色の線が中期移動平均線です。

まずは中期移動平均線で相場のトレンドを把握し、そのうえで短期移動平均線との関連性をチェックし、エントリーポイントを決めていくことになります。