テクニカルチャート:一目均衡表


一目均衡表
一目均衡表とは、波動・時間・水準を総合的に取り入れてテクニカルチャートであり、一目山人(細田吾一)氏を中心とした約2000人ものスタッフが7年という歳月をかけて作り上げたと言われています。

純日本産のテクニカルチャートとなっていますが、今では海外のプロトレーダーの多くも一目均衡表を利用しているようです。

一目均衡表は相場のトレンドを把握し、エントリーポイントを見つけ出すために非常な有力なテクニカルチャートとなっています。

ただ、7年という歳月をかけて開発されたということもあり、一目均衡表のすべてを理解するのは難しいかもしれません。

したがって、一目均衡長はどのような仕組みであり、どんな形の時にエントリーポイントとなるのかを把握しておけば良いでしょう。

ここでは一目均衡表の構成について説明していきたいと思います。

一目均衡表の構成

一目均衡表の構成
一目均衡表は、①基準線、②転換線、③先行スパン1、④先行スパン2、⑤遅行スパン、⑥雲で構成されています。

以下でそれぞれの特徴について見ていきましょう。

①基準線

上記テクニカルチャートの①が、一目均衡表の基準線です。

基準線は過去26日間の最高値と最安値を足し、2で割った数字をつなげた線となっています。

相場の中期トレンドを表しており、基準線が上向きなら買い相場、下向きなら売り相場と判断してください。

②転換線

上記テクニカルチャートの②が、一目均衡表の転換線です。

転換線は過去9日間の最高値と最安値を足し、2で割った数字をつなげた線となっています。

相場の短期トレンドを示す線と見ることもできますが、基準線との関連性を見ることが非常に重要です。

転換線が基準線を下から上抜けると上昇トレンドが発生、転換線が基準線を上から下抜けると下落トレンド発生と判断することができます。

③先行スパン1

上記テクニカルチャートの③が、一目均衡表の先行スパン1です。

先行スパン1は基準線と転換線を足して2で割り、26日間先行させたラインとなっています。

④先行スパン2

上記テクニカルチャートの④が、一目均衡表の先行スパン2です。

先行スパン2は52日間の最高値と52日間の最安値を足して2で割、26日間先行させたラインとなっています。

⑤遅行スパン

上記テクニカルチャートの⑤が、一目均衡表の遅行スパンです。

遅行スパンは当日の終値を26日間遅行させたラインとなっています。

⑥雲

上記テクニカルチャートの⑥で表している帯域が、一目均衡表の雲です。

先行スパン1と先行スパン2で囲まれた帯域を「雲」として覚えておくと良いでしょう。

価格が雲の上にあるときは強気相場、雲の下にあるときは弱気相場、雲の中にあるときは相場が迷っている状態にあると判断することができます。

テクニカルチャート:移動平均線


テクニカルチャートを分析するうえでぜひ押さえておきたいのが、移動平均線(Moving Average:MA)です。

移動平均線とは、数日分の終値を合計し、その日にち分で割ることで算出される線のことです。

たとえば、5月1日の終値が120.00円、5月2日の終値が120.10円、5月3日の終値が120.20円、5月4日の終値が120.30円、5月5日の終値が120.40円だったとしましょう。

この時に5日移動平均線を算出する場合、(120.00円+120.10円+120.20円+120.30円+120.40円)÷5=120.20円がある1点における移動平均線の値となり、この値を繋げていくことにより、移動平均線が形作られていきます。

移動平均線の傾きをチェックする

テクニカルチャートに移動平均線を表示させたら、まずは移動平均線の傾きをチェックしましょう。

移動平均線が上向きであれば相場は上昇トレンド、移動平均線が下向きであれば相場は下落トレンドと見ることができます。

上昇トレンド

上のテクニカルチャートをご覧ください。

黄色の枠で囲んでいる線が移動平均線で、現在右肩上がりとなっていますので、相場は上昇トレンドにあると判断することができます。

FXやバイナリーオプションで安定的に利益を出し続けるためにはトレンドに従ってエントリーすることが最も大きなポイントと言っても過言ではありませんので、移動平均線でトレンドをチェックすることは非常に重要です。

複数の移動平均線を表示させる

相場のトレンドを把握するためには1本の移動平均線だけ見れば十分かもしれませんが、エントリーチャンスを伺うとなると、2本もしくは3本の移動平均線をテクニカルチャート上に表示させたほうが良いでしょう。

基本的には短期移動平均線、中期移動平均線、長期移動平均線をテクニカルチャートに表示させるトレーダーが多いと言われています。

移動平均線の期間はトレーダーによって異なるものの、5日移動平均線、21日移動平均線、100日移動平均線を用いているトレーダーが多いようです。

移動平均線

このテクニカルチャートには、短期(5日)移動平均線と中期(21日)移動平均線を表示させています。

少し見にくいかもしれませんが、ローソク足にほぼ沿っている白色の線が短期移動平均線、黄色の線が中期移動平均線です。

まずは中期移動平均線で相場のトレンドを把握し、そのうえで短期移動平均線との関連性をチェックし、エントリーポイントを決めていくことになります。

ローソク足:陰線


テクニカルチャートを分析するうえで基本中の基本となるのが、ローソク足です。

中にはローソク足を見ずにFXやバイナリーオプションを実践しているトレーダーもいらっしゃるようですが、ほとんどのプロトレーダーはローソク足の形もエントリー材料のひとつとしていますので、FXやバイナリーオプションで勝つためにもおさえておきべきでしょう。

今回は売り相場の時に現れるローソク足「陰線」の形と性質について説明していきたいと思います。

陰の丸坊主

陰の丸坊主
陰の丸坊主とは、実体部のみで構成されている陰線のローソク足のことです。

始値と高値、終値と安値が同じ価格であり、かなり強気の売り相場であることを表しています。

陰の丸坊主がテクニカルチャート上に現れた時、隣りのローソク足の形を確認しながら売りでエントリーするのも一考でしょう。

陰の寄付き坊主

陰の寄付き坊主
陰の寄付き坊主とは、長い実体部に下ヒゲがついた陰線のローソク足です。

下げ相場のときに現れやすく、陰の寄付き坊主がテクニカルチャート上に表示されたとき下値を付けた可能性があります。

ただし、引き続き下げる可能性も否定できませんので、次のローソク足の形などが大きなポイントになるでしょう。

陰の大引け坊主

陰の大引け坊主
陰の大引け坊主とは、長めの実体部に上ヒゲを付けた陰線のローソク足です。

強い下落相場を暗示しており、陰の大引け坊主がテクニカルチャート上に現れた場合、売りサインと捉えることができます。

陰の極線

陰の極線
陰の極線とは、実体部の上下に短いヒゲが付いた陰線のローソク足です。

「コマ」と呼ぶこともありますので、覚えておくと良いでしょう。

陰の極線がテクニカルチャート上に現れた時、相場は迷っている状態にあると言われています。

買い相場売り相場、どちらにも転がる可能性がありますので、陰の極線が出たときのエントリーは控えることをおすすめします。

カラカサ

カラカサ
カラカサとは、小さめの実体部に長い下ヒゲが付いた陰線のローソク足です。

安値圏でカラカサが出た場合、強く反発して終えていますので、相場が買いトレンドに変わる可能性があります。

トンカチ

トンカチ
トンカチとは、小さめの実体部に長い上ヒゲが付いた陰線のローソク足です。

一度は強く反発して上昇を試すも、結局は下げて終わったことを示していますので、引き続き下落相場が続く可能性が高いとされています。

トウバ

トウバ
トウバとは、ほとんどない実体部に長い上ヒゲが付いたローソク足です。

売り圧力が強く、下落相場が続く可能性が高いとされています。

ローソク足:陽線


テクニカルチャートを分析するうえでローソク足が基本となることは、「テクニカルチャートの基本:ローソク足」でお伝えしたとおりです。

ここでは相場が上昇傾向にある際に現れるローソク足「陽線」の形とその性質について説明したいと思いますので、FXやバイナリーオプションにお役立ていただければと思います。

陽の丸坊主

陽の丸坊主
陽の丸坊主とは、図のように実体部分のみによって構成されている陽線のローソク足のことです。

始値と安値、終値と高値が同じ価格であり、かなり強気の買い相場であることを表しています。

陽の丸坊主がテクニカルチャート上に現れた場合、その後も相場は上昇する可能性が高いと見て良いでしょう。

陽の大引け坊主

陽の大引け坊主
陽の大引け坊主とは、実体に下ヒゲがついた陽線のローソク足です。

陽の丸坊主と同じく強気の買い相場であることを示唆していますが、下落相場時に陽の丸坊主が現れた場合、売り相場から買い相場にトレンドが変わる可能性があります。

陽の寄付き坊主

陽の寄付き坊主
陽の寄付き坊主とは、実体部に上ヒゲのみがついた陽線のローソク足です。

トレンドが買い相場であることを示唆していますが、高値から値段を下げて終わっていますので、買いトレンドの終了を示唆することもあります。

陽の極線

陽の極線
陽の極線とは、実体部の上下に同程度の長さのヒゲがついている陽線のローソク足です。

一般的には「コマ足」と呼びます。

陽の極線は相場が方向感を見失っていることを示唆するケースが多いため、テクニカルチャート上に陽の極線が出た時のエントリーは控え、もしポジションを持っているようなら決済しておいたほうが無難かもしれません。

カラカサ

カラカサ
カラカサとは、実体部に長い下ヒゲがついた陽線のローソク足のことです。

一度価格を下げたものの、強く反発して上昇に転じる相場を示唆していますので、大きな買いチャンスとなる場合があります。

ただし、下落相場においてのことであり、高値圏でカラカサが現れた場合、逆に相場が反落する可能性もあるということを頭に入れておきましょう。

トンカチ

トンカチ
トンカチとは、実体部に長い上ヒゲがついた陽線のローソク足です。

高値圏で現れることが多く、相場の反落を示唆しています。

そのため、トンカチがテクニカルチャート上に現れたら買いポジションを決済する、もしくは売りでエントリーするのも一考です。

トンボ

トンボ
トンボとは、実体部がほとんどなく、上に短めのヒゲ、下に長いヒゲをつけた陽線のローソク足です。

相場が転換期を迎えていることを示唆しており、カラカサがテクニカルチャート上に現れたらエントリーを控え、以後のローソク足の形をチェックしてからエントリーすると良いでしょう。

テクニカルチャートの基本:ローソク足


ローソク足
テクニカルチャートを分析するうえでまず知っておきたいのが、ローソク足です。

多くのトレーダーがローソク足の形を見て相場の流れを判断しており、相場の流れを分析するためには欠かせない指標のひとつとなっています。

ローソク足には陽線と陰線の2種類があるということを知っておかなければなりません。

陽線とは簡単に言うと上昇傾向にあるときに現れるローソク足であり、陰線とは下降傾向にあるときに現れるローソク足のことです。

以下、それぞれのローソク足について見ていきたいと思いますので、FXやバイナリーオプションにチャレンジする前にしっかり把握しておきましょう。

ローソク足:陽線

ローソク足(陽線)
陽線のローソク足は、相場価格が上昇しているときに現れるローソク足です。

図をご覧になってください。

赤色の部分が実体で、上下にある線をヒゲと呼びます。

①上ヒゲの最上部がその時間帯における高値、
②実体の最上部がその時間帯における終値、
③実体の最下部がその時間帯における始値、
④下ヒゲの最下部がその時間帯における安値

を表しています。

例えば、その時間帯における高値が125.00円、安値が124.50円、始値が124.60円、終値が124.80円だった場合、ローソク足の①が125.00円、②が124.80円、③が124.60円、④が124.50円ということになります。

ローソク足:陰線

ローソク足:陰線
陽線のローソク足は、相場価格が下落しているときに現れるローソク足です。

図をご覧になってください。

黒色の部分が実体で、上下にある線がヒゲです。

①上ヒゲの最上部がその時間帯における高値、
②実体の最上部がその時間帯における始値、
③実体の最下部がその時間帯におけ終値、
④下ヒゲの最下部がその時間帯における安値

を表しています。

ローソク足で相場を分析するには

ローソク足で相場を分析するためには、まずローソク足の形を見ることから始めなければなりません。

ローソク足には強気相場や弱気相場、転換期などを示唆する形があり、その形がテクニカルチャート上に現れた際にはエントリーチャンスとなります。

ただし、1本のローソク足で判断するのはあまり好ましくないでしょう。

隣り合うローソク足の形や並び方などによってより綿密に相場の流れを分析することができますので、必ず複数のローソク足を確認してください。

また、1分や5分のテクニカルチャートだけでなく、日足や4時間足、1時間足など長い時間のテクニカルチャートを開き、各時間帯におけるローソク足の形を確認することも大きなポイントになります。

テクニカルチャートとは


テクニカルチャート
テクニカルチャートとは、簡単に言うと相場の値動きを表した表のことです。

FXやバイナリーオプションを攻略するうえでテクニカルチャートの分析は欠かせません。

テクニカルチャートを分析せずにFXやバイナリーオプションにチャレンジしたことがあるというトレーダーの方もいらっしゃるかもしれませんが、もし最初は勝てていたとしても、次第に損失が膨らむことになるでしょう。

テクニカルチャートは相場を読み解くうえで必須のツールであり、マスターすることこそがFXやバイナリーオプションで利益を積み重ねていく最大のポイントになります。

テクニカルチャートは、トレンドフォロー系とオシレーター系の2種類に大きく分けることができますが、それぞれをうまく使いこなすことが大切です。

以下、トレンドフォロー系のテクニカルチャートとオシレーター系のテクニカルチャートについて分かりやすく説明していきたいと思いますので、FXやバイナリーオプションにチャレンジしたいとお考えの方はぜひご参考ください。

トレンドフォロー系テクニカルチャートとは

トレンド系テクニカルチャートとは
トレンドフォロー系テクニカルチャートとは、相場の方向を表しているチャートのことです。

画像をクリックしていただくと拡大表示されますので、ぜひご覧になってください。

トレンドフォロー系テクニカルチャートを分析するうえでまず確認しておきたいのは、トレンドが出ている相場なのか、それともレンジ相場なのかということです。

トレンド相場

トレンド相場
図をご覧ください。

相場の値動きが右肩上がりになっているのがお分かりいただけるかと思います。

買い相場もしくは売り相場が明確になっているのがトレンド相場です。

トレンド相場では大きな利益を獲得できるチャンスがあり、当ブログ「FXバイナリーオプションブログ」でも推奨しています。

レンジ相場

レンジ相場
このテクニカルチャートは、レンジ相場であることを表しています。

レンジ相場とは、一定の幅で相場が上下を繰り返している相場のことです。

別のページで説明しますが、レンジ相場は逆張りで攻めるのが最も効率的である一方で、上もしくは下にトレンドが出た際に大きな損失を被ってしまう恐れがありますので、リスクが大きいトレード手法と言えるでしょう。

とはいえ、明らかにレンジ相場に突入しているケースにおいて逆張りでのトレードが効力を発揮するのは間違いありません。

なお、代表的なトレンドフォロー系テクニカルチャートとして、移動平均線、ボリンジャーバンド、MACD(オシレーター系テクニカルチャートとみなされる場合もあり)、一目均衡表、エンベロープが挙げられます。

オシレーター系テクニカルチャートとは

オシレーター系テクニカルチャート
オシレーター系テクニカルチャートとは、相場の変化の大きさを表しているテクニカルチャートのことです。

相場が売られ過ぎの状態にあるのか、それとも買われ過ぎの状態にあるのかと説明したほうがわかりやすいでしょうか。

オシレーター系テクニカルチャートは短期的なトレードに向いているともされており、特にレンジ相場で威力を発揮すると言えるでしょう。

逆に大きなトレンドが出ている場合、オシレーター系テクニカルチャートが機能しないこともありますので、注意しなければなりません。

代表的なオシレーター系テクニカルチャートとして、RSI、RCI、ストキャスティクス、移動平均剥離率が挙げられます。